障害者の雇用機会拡大にまい進
大手派遣会社各社に見る動き
テンプスタッフは10月1日、障害者に特化した人材紹介会社、テンプスタッフフロンティア(東京都中央区、中村淳社長)を設立する。91年に設立した特例子会社、身体障害者雇用促進研究所(篠原欣子社長、別称:サンクステンプ)が行っている障害者の人材紹介事業部門を分割し、より積極的な事業運営に乗り出す構えだ。
サンクステンプで培った就業者傾向分析とノウハウにより、よりマッチングの精度を高めたテンプスタッフフロンティアでは、人材紹介、パソコン能力などのスキルアップ支援。キャリアカウンセリングのほか、障害者を雇用したい企業に対し、採用代行、採用コンサルティング、障害者社員に対する研修サービスなど、障害者雇用にまつわる全般的なサービスを提供する。
インテリジェンスは9月から、同社が運営する「インテリジェンスの転職支援」サイト内に、障害者向けの求人特集ページを設け、障害者の求人案件を1カ月間、無料で掲載している。クライアント企業約50社から400人分の求人案件が寄せられているという。
スタッフサービス・ホールディングスでは特例子会社として、スタッフサービス・ビジネスサポート(神奈川県相模原市、座間章社長)と、スタッフサービス・フロンティア(同市、同社長)をそれぞれ00年3月と06年5月に設立している。両社では障害者を雇用して、スタッフサービスグループ内の事務処理や軽作業を行っている。
「障害者の雇用の促進等に関する法律」では、常用雇用労働者を56人以上使用する一般企業に対して、障害者の雇用促進を図るために、法定雇用率1.8%を義務付けているが、05年6月時点での全国平均は1.49%と下回っているのが現状だ。
こうした中、「障害者に職業紹介する」、「障害者の求人案件を募る」、「障害者を雇用する」といった人材派遣大手各社の取り組みは、CSR(企業の社会的責任)や社会的貢献の一環となっている。
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